スピリット航空とは
スピリット航空(スピリットこうくう、Spirit Airlines)は、マイアミ都市圏のフロリダ州ミラマー市に本社を置くアメリカの超低コスト航空会社(ULCC)です。手荷物や座席指定など、ほとんどのサービスで追加料金がかかる代わりに、基本運賃を非常に低く設定しているのが特徴です。米国国内線を中心にラテンアメリカやカリブ海地域にも就航しており、必要なサービスを選んで支払う「A La Smarte」というカスタマイズ可能な旅行オプションを提供しています。
ハブ空港は、
・フォートローダーデール・ハリウッド国際空港
・デトロイト・メトロポリタン国際空港
・ラスベガス国際空港
・オーランド国際空港
です。
スピリット航空のメリット・デメリット
メリット
スピリット航空のメリットは、主に「お手頃な運賃」と「オプション選択の自由度」です。従来の航空券に含まれるサービス(手荷物、座席指定、軽食など)がアンバンドルされているため、必要なサービスだけを選んで支払うことで、カスタマイズされた低価格な旅行が可能です。また、会員制プログラムやステータスマッチにより、割引や優先搭乗といった特典を得られる場合もあります
何と言っても価格の安さはけた違いです。
こちらは、ロサンゼルスーラスベガス往復便です。
往復で7,010円!!

デメリット
スピリット航空の主なデメリットは、経営破綻したことによる運航の見通しが不透明であること、そして過去の口コミや調査から、座席の狭さ、遅延・欠航、ロストバゲージ、そして低い評価のサービスが挙げられます。特にサービス面では、追加料金の発生やトラブル時の対応に不満を持つ利用者が少なくありません。
デメリットは何と言っても基本運賃が安くても、基本運賃以外は全てお金がかかることです。
一番安い基本運賃は下記の「Value」になります。
1つの身の回りの荷物のみが無料です。
■お金がかかるもの
- 機内持ち込み手荷物
- 預け入れ荷物
- 座席指定
- フライトの変更・キャンセル
- 食事
- 優先搭乗

座席指定の値段です。
ほぼ基本運賃と変わらない金額です。(この日の基本運賃は$25)

荷物に関しては、基本運賃の倍以上かかります。(この日の基本運賃は$25)

ちなみにパーソナルアイテム・キャリーオンバッグの際は下記になります。
・パーソナルアイテム:46cm×36cm×20cm
・キャリーオンバッグ:56cm×46cm×25cm

ここで注意することは、予約段階もしくは、オンラインチェックイン時に事前購入せず、当日超過を指摘されて購入する場合は、金額が高くなります。
ちなみにキャリーオンバッグでなんと$55→$99です!!
実際に予約してみた
今回私はロサンゼルス→ラスベガスの便を予約しました。
ロサンゼルスを拠点にし、1泊2日ですので、一つのリュックに着替えを持った軽装スタイルの旅行です。
なので、キャリーオンもなければ、預け入れ荷物もありませんので、最安で行けるスピリット航空を選びました。
往路:$25

復路:$25

予約を進めていくうちに、オプションのページがいくつか出てきます。
こちらは預入荷物以外の大きな荷物

キャンセル無料にするオプション

Wi-Fiのオプション

オプションはどれも追加せず、往復運賃のみで購入
多少安くなって往復:$48.60(約7,200円)

こちらが最終金額です。

実際に乗ってみた
では、実際に乗ってみましたので、レポートさせていただきます。
前日オンラインチェックイン
搭乗時間の1日前からオンラインチェックインをします。

再度、荷物の追加が無いか、オプションの項目が出てきます。


搭乗券が出てきます。

搭乗へ
ロサンゼルス空港はターミナル5です。


黄色い飛行機です。


座席は普通のタイプで、日本の国内線と一緒のサイズです。

結構余裕があります。

空からの景色、、砂漠ですね。

ラスベガス到着です。降りてすぐカジノがある光景は初めてです。

機内食は?
機内食はもちろん有料です。
ビールが$11
ジュースが$4 です。
誰も頼んでいないです。


持ち込み荷物は厳しく見られるのか?
結構こちらは気になる点かと思います。
事前に荷物のオプションを購入せずに、シレッと行けるのでは?と思う方もいらっしゃると思いますが、そうはいきません。
まず、搭乗順で荷物の許容があるか、無いか区別されます。
一番遅い搭乗順の方々は、身の回りの荷物のみで搭乗する方たちです。
グランドスタッフも分かっているので、一人一人の荷物の大きさを確認します。
サイズがオーバーしているとわかれば、別の列に並ばされ、荷物代を支払うことになります。
下記の写真が、荷物の許容を超え、支払いを待っている人たちです。

サイズオーバーかどうかは、こちらでしっかり図ります。
サイズオーバー以外に、手荷物が2つ以上あれば、支払い義務があります(許容は、身の回りの荷物1つ/人)

かくいう私もラスベガスでブランドバッグを購入してしまい、シレッと行けるかな?と試みましたが、案の定「荷物代払いなさい!」ということで支払いをしました
その金額なんと$99です。
航空券が約$49ですので倍以上です!!これぞLCCですね・・
これであれば、私はワンワールドの最上級&スターアラインアンスのゴールドですので、アメリカンか、ユナイテッドにしておくべきでした!!と思っても後の祭りです。
勉強代として、支払いをさせていただきました!

遅延などは?
今回の往復では、全く遅延は有りませんでした。やはり、LCCの搭乗時間は早く、サクサクしていますので、日本の国内線のような遅れは有りませんでした!
まとめ
アメリカのLCC航空会社スピリット航空に関する記事でした。
スピリット航空のメリットは何と言っても安さです。本当に行って帰ってくるだけの移動手段という点では最高かなと思います。
しかしながら、ある程度荷物があったり、行きは荷物が無くても帰りは荷物が増えそうな場合は、他社の航空会社にするか、事前に荷物代を購入することをオススメします。
荷物代を考慮すると、アメリカン航空やユナイテッド航空、アラスカ航空などのフルサービスキャリアに搭乗されることをオススメします。上級会員であれば、ラウンジも使えると思います。
私が今回学んだことは、目先の値段が安くても、「フルサービスキャリアを選択すればよかったな」に尽きます。荷物代が航空券よりも高いなんてことは経験したことが無かったので、万が一に備えても、今後はフルサービスキャリを選びます。
皆さんも、色々検討されて、LCCかフルサービスキャリアを選んでいただければと思います。