2026年の年始にキューバに行ってきました。その体験をもとに、これからキューバへ行こうとしている方への情報源となれば良いと思っています。今回はキューバからアメリカへ入国の際の注意点や持ち込めるもの等を実体験をもとに解説していきます。
キューバからアメリカへの入国について
キューバからアメリカへの入国には、いくつかの特定の要件があります。最も重要な点は、米国ビザ(査証)の取得が必須であるという点です。 一度キューバに入国すると、ESTAは使用できなくなります。必ず観光ビザの取得が必要です。
主な要件と制限
- ビザの取得が必須: 現在、キューバからアメリカに入国するには、観光やビジネス目的であっても、居住地(通常は在キューバ米国大使館または総領事館)で事前に米国ビザを申請し、取得する必要があります。
- ESTAは利用不可: ビザ免除プログラム(VWP)の対象国籍者であっても、キューバへの渡航歴がある場合(2021年1月12日以降に渡航したなど特定の条件下)は、ESTA(電子渡航認証システム)を利用してアメリカに入国することはできません。この場合も、アメリカへの渡航にはビザの申請が必要です。
- フライトの運航: キューバとアメリカの間には、アメリカン航空、サウスウエスト航空、デルタ航空などにより直行便が運航されています。ただし、航空会社によっては特定の渡航者のみに限定されている場合があるため、利用前に各航空会社に確認することをお勧めします。
アメリカの観光ビザが必要な人、必要でない人
キューバへ入国し、今後アメリカへ入国を予定している方は、必ず観光ビザを取得する必要があります。
■アメリカの観光ビザが必要なケース(今回アメリカに入国しなくても、今後アメリカへ入国予定がある方)
- 日本⇒メキシコ⇒キューバ⇒アメリカ⇒日本
- 今回:日本⇒メキシコ⇒キューバ⇒メキシコ⇒日本 今後:日本⇒アメリカ⇒日本
■アメリカの観光ビザが不要なケース(一切アメリカを経由しない、今後もアメリカに行かない)
- 日本⇒メキシコ⇒キューバ⇒メキシコ⇒日本
- 日本⇒メキシコ⇒キューバ⇒カナダ⇒日本
- 日本⇒中国⇒キューバ⇒中国⇒日本
アメリカの観光ビザの取得方法
アメリカの観光ビザ取得については、下記の記事をご覧ください。
キューバからアメリカへの入国の際に必要なもの
必要なものは、アメリカの観光ビザです。私はアメリカの「B2ビザ」を取得しました。
入国手続き
では、本題のキューバからアメリカへの入国手続きです。
今回は、キューバのハバナ・ホセ・マルティ国際空港⇒マイアミ国際空港に到着しました。
まずは、マイアミ国際空港に到着してから、パスポートコントロールへ進みます。

マイアミ国際空港の場合は、スカイトレインでの移動です。


非アメリカ国民のレーンを進みます。

入国を並ぶ列は、そこまで多くありませんでした。
入国の際に聞かれたことは下記です。
- どこから来たか
- アメリカには何日間滞在か?
- ホテルは予約しているか?
- ホテルの予約を見せろ
- ビザは持っているか
です。
入国の手続きは出来ましたが、キューバからの乗客は荷物検査をしなければいけないとのことで、通常であればこのままBaggage claimに進みますが、キューバからの乗客という事で、違うレーンに誘導されました。

荷物検査
キューバからの乗客という事で、通常のレーンとは違うレーンを誘導されます。
それが、こちらのCBP Baggage claimレーンになります。

「CBP Baggage Claim」とは?
「CBP Baggage Claim」とは、アメリカ合衆国の空港において、米国税関・国境警備局(CBP: U.S. Customs and Border Protection)の管理下にある手荷物受取所を指します。
主な特徴と役割
- 場所と目的: 到着した旅客機から預け荷物を引き取るエリアです。アメリカ入国時には、通常この場所で一度自分の荷物をピックアップし、税関検査を受ける必要があります。
- 税関検査: CBPの審査官は、預け荷物や車両を検査する法的権限を持っており、必要に応じて荷物を開けて検査することがあります。
- 乗り継ぎ時の注意: 米国以外の国から米国へ入国し、さらに国内線へ乗り継ぐ場合、最終目的地までスルーで預けていても、最初の入国地点で一度荷物を受け取り、税関を通過させた後、再度預け直すのが原則です。
スムーズな入国のために、米国への渡航前にはCBP公式サイト(英語)などで最新の手順を確認することをお勧めします。
特別なレーンなので、こちらの緑の点線を進むように言われます。

進んでいくと、Baggage claimに辿り着きます。
しかしながら、自分では荷物を受け取れないようにガードされています。
係員に言って、預けた際にもらった控えの番号を渡して、預入荷物を取ってきてもらいます。

そのまま、また緑の点線に進むよう指示をされます。

同じ便に搭乗していた人は、手荷物でビールを持っていました。
恐らくホセ・マルティ国際空港のスーパーマーケットでビールを購入したのでしょう。

緑の点線を進みます。

すると、荷物検査をする場所に辿り着きます。
ガランとした広いスペースですが、X線の荷物検査となります。
X線検査をした後に、スーツケースを広げるよう指示をされます。
そこで、持ち込み禁止の物を取り出すように指示をされます。
私の場合、キューバで購入したRUMが引っかかったようです。RUMの瓶を取り出すように言われ、没収となりました。

先ほど、私の近くにいた女性の乗客は、ホセ・マルティ国際空港で購入したビールを没収されていました。

没収された後に、下記の書面を手渡されました。
内容は、キューバで入手したアルコールやたばこは持ち込めません!という内容です。

キューバ産品および/または葉巻を米国に持ち込むこと
2020年9月24日以降、許可された旅行者は、キューバで入手したアルコールやタバコ製品を個人使用の携行手荷物として米国に持ち込むことはできなくなります。キューバへの渡航を許可された個人は、キューバ滞在中に個人消費のためにアルコールやタバコ製品を消費することができます。米国の管轄権に服する個人は、米国外の第三国に滞在中に、個人消費のためにアルコールやタバコ製品を含むキューバ原産の商品を購入または取得することができます。
荷物検査の最後には、誓約書にサインをしました。内容はキューバからの持ち込みを今後しないか?等が記載された書面です。
入国完了
入国審査及び荷物検査を経て、無事キューバからアメリカに入国することが出来ました。
入国の際には、やはり観光ビザを取っているか・アメリカの宿泊先をしっかりチェックされました。
万一の為に必ず観光ビザを取得するようにしましょう。
まとめ
キューバからアメリカ入国に関する解説でした。
アメリカの観光ビザを取得しているとはいえ、キューバからアメリカへ直行便で入国できるかどうかは、最後まで不安でした。
しかしながら、キューバ出国時にも何のトラブルも無く、アメリカ入国時は荷物検査はあったものの、こちらは持ち込みに関するルールを知らなかっただけで、無事入国できました。
「キューバからアメリカへは直接入国できる!」ということが分かっただけでも、これまで苦労して観光ビザの取得を頑張ってきた甲斐がありました。
ぜひ、キューバからアメリカへ入国を検討している方は、こちらの記事を参考にしてみてください。



