2026年の年始にキューバに行ってきました。その体験をもとに、これからキューバへ行こうとしている方への情報源となれば良いと思っています。今回はキューバの両替について解説していきます。
キューバの両替
2026年1月現在、キューバの両替と通貨事情は非常に流動的です。最新の状況に基づいたポイントは以下の通りです。
1. 通貨の基本
- 使用通貨: 現在、キューバの法定通貨は キューバ・ペソ (CUP) のみです。
- 変動相場制の導入: 2025年末より管理された変動相場制が導入されています。2026年1月初頭時点の公定レートは、1米ドル ≒ 466 CUP、1ユーロ ≒ 396 CUP 程度で推移しています。
2. 両替の場所とおすすめ通貨
- 場所: 空港や街中の公的両替所 CADECA(カデカ)、または銀行で行います。
- おすすめの持ち込み外貨:
- ユーロ (EUR) または 米ドル (USD) が最も一般的です。
- 日本円 (JPY): ハバナの空港では両替可能ですが、街中の両替所では扱っていないことが多いため、日本から直接持ち込む通貨としてはユーロや米ドルを推奨します。
- 米ドルの注意点: 以前課されていた10%の手数料(ペナルティ)は撤廃されていますが、最新の制度変更が頻繁にあるため、現地の最新情報を確認してください。
3. 注意点
- クレジットカード: 加盟店では利用可能ですが、米国系のカード(アメリカン・エキスプレスなど)は依然として使用できません。また、通信不安定で使えない場合に備え、外貨現金の持参が不可欠です。
- 闇両替: 街中で高いレートを提示してくる個人がいますが、詐欺やトラブルのリスクが高いため、必ず公認の両替所(CADECA)を利用してください。
- 再両替の困難さ: キューバ・ペソから外貨への再両替(余ったペソを戻す)は非常に困難なため、必要最小限の分だけをこまめに両替するのが鉄則です。
現在のキューバは経済状況の変化が激しいため、出発直前に外務省の安全対策基礎データなどで最新の運用状況を確認することをお勧めします。
キューバの闇両替について
以前は、キューバでは、公式の両替ルート以外に、闇両替(非公式両替)が広く行われており、公式レートよりもはるかに良いレートで現地通貨(キューバ・ペソ、CUP)を入手できたという事実がありましたが、最近では銀行のレートも良くなってきており、リスクを冒して闇両替を する必要はありません。
街中では、「タクシー」の客引きの次に多いのが「Change Money」です。
以前のキューバの闇両替事情
- 公式レートとの大きな乖離: 公式の両替所(CADECA)やATMでは、例えば1米ドルが約24CUP程度で両替されますが、闇両替では1米ドルが100CUP以上(時期により変動)になることもあり、価値が大幅に異なります。
- 闇レートが事実上の基準: 多くのレストランや商店などの物価は闇レートを基準に設定されているため、公式レートで両替すると非常に割高な旅行費用になってしまいます。
- 米ドルやユーロが有利: 現地の人々は、価値が変動しやすいキューバ・ペソよりも、米ドルやユーロなどの外貨現金を求めています。
闇両替のリスクと注意点
闇両替は金銭的なメリットが大きい一方で、以下のリスクを伴います。
- 違法行為: 闇両替はキューバ国内では不正な売買とみなされ、厳しく罰せられる可能性があります。
- 詐欺のリスク: 観光客を狙った両替詐欺(偽札を混ぜられる、計算をごまかされるなど)が発生しています。
- 治安上のリスク: 多額の現金を持ち歩くこと自体が、スリや強盗などの軽犯罪の標的になるリスクを高めます。日本人は裕福だと思われがちなため、特に注意が必要です。
- 身の安全優先: 万が一犯罪被害に遭った場合は、抵抗せず身の安全を最優先してください。
最終的に闇両替を利用するかどうかは個人の判断となりますが、上記のリスクを十分に理解した上で、細心の注意を払う必要があります。
【実体験版】キューバの両替
では、実際に行ってみて、体験したキューバの両替です。
まずは、こちらが、キューバのホセマルティ空港の両替レートです。
こちらが外観です。

レートは、
- 1ドル:396CUP
- 1ユーロ:466CUP
です。

私は、空港では両替せずに、Airbnbのホストに両替をしてもらいました。
レートは1ドル:400CUPです。
1ドル:400CUPのレートが良いのかどうか、比較対象が無くてわかりませんが、両替で悩みたくなかったので、ホストを信じて両替をしました。
ちなみにホストからも、街中に闇両替の声がけが多いが、絶対にトラブルになるから、やめなさいと念押しされました。
まとめ
キューバの両替に関して実体験版でした。
私は3泊4日のキューバ滞在で、100ドル:40,000CUPの両替をしましたが、結果的に多く両替しすぎたなという印象です。
基本的にキューバでは、ドルが使用できます。タクシーやご飯屋さん・街中のお土産屋さんもドルで支払いができます。CUPに多く両替してしまうと、余った際に残りを使用するのに苦労します。
私は、キューバ滞在に関して、
- 宿泊(ハバナ):Airbnbを日本から予約
- 宿泊(バラデロ):現地でクレジットカード決済
- バラデロまでの移動:日本からVIAZULを予約(日本で決済)
- SIMカード:日本から予約(日本で決済)
- タクシー:全てドルの現金払い
- 町のお土産屋:ドルの現金払い
- ご飯屋さん:CUPで払う場合もあれば、ドルで支払う場合もあり
という感じでした。最終的にCUPが結構余ってしまったので、最後にバラマキのお土産を「ピザ窓」で使用しました。
ピザ窓とは
キューバにおける「ピザ窓」とは、一般住宅の1階にある窓(鉄格子越し)からピザや軽食を販売する独特の店舗スタイルを指します。 ピザや軽食以外にも、たばこやお酒(ラム)、お菓子なども販売しています。
主な特徴は以下の通りです。
- 販売形態: 店舗としての入り口はなく、窓に貼られたメニューを見て注文し、その場で受け取ります。
- 価格: 地元の人向けのため非常に安価で、小さいピザ(Pizza Personale)が数十セント程度で提供されることもあります。
- 独自の文化:
- このスタイルはスペイン語で「小さな窓」を意味する Ventanita(ベンタニータ) と呼ばれ、キューバやマイアミのキューバ人コミュニティにおける象徴的な食文化となっています。
- ハバナなどの街角では、2階のバルコニーからカゴを使ってピザを昇降させて受け渡しを行う「空飛ぶピザ」のようなユニークな光景が見られる店舗も存在します。
安くて手軽に食べられるため、観光客にとってもキューバの日常生活を体験できる「穴場的な店」として知られています。






ピザ窓は24時間やっている店もあるので、帰る前日の夜に歩いていろいろと見て回るのも楽しいと思います。
ぜひ、CUPが余ったら、ピザ窓でお土産を購入してみてください!


