スター アライアンス世界一周特典航空券とは
そもそもスター アライアンス世界一周特典航空券とはから説明させていただきます。
スター アライアンス世界一周特典航空券とは、スターアライアンス加盟航空会社のエコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスで、太平洋と大西洋を1回ずつ航空機を利用して横断し、東回りか西回りで世界一周ができる航空券で、最大12回のフライトができる。最大8回の途中降機(欧州では最大3回、日本国内では最大4回)、最大5区間での地上移動が可能で、地上移動部分は必要マイル数の計算に含まれません。
必要マイル数は客室クラスと移動距離によって異なり、最大の距離となる44,001マイル〜50,000マイルでは、エコノミークラスが200,000マイル、ビジネスクラスが300,000マイル、ファーストクラスが450,000マイル、となっています。
スターアライアンス会員とは?
スターアライアンスとは世界初&最大の航空会社ネットワーク(アライアンス)のこと。
全世界で25社の航空会社が加盟しています。
このアライアンスは世界193か国・1,321か所以上の目的地を結んでおり、
トータルで1日18,521便もの飛行機を飛ばしているそうです。
具体的には以下の航空会社がスターアライアンスに加盟しています。

スターアライアンス以外にも「ワンワールド(JALが加入)」や「スカイチーム」
という2つアライアンスが存在しています。

「スターアライアンス世界一周特典航空券」が2025/6/23発券で終了へ。
2025/4/8にANAからANAマイレージに関する改訂が発表になりました。その中の1つが「スターアライアンス世界一周特典航空券」の終了というものです。
スター アライアンス世界一周特典航空券の終了
2025年6月24日より、スター アライアンス世界一周特典航空券の新規発券を終了します。
2025年6月23日までに発券されたスター アライアンス世界一周特典航空券については、航空券の有効期限まで引き続き有効となります。
詳細は「スター アライアンス世界一周」ページをご確認ください。
ANAマイルを利用した世界一周特典航空券の必要マイル数はこちらです。

世界一周旅行のルート例・必要マイル数

- 成田からニューヨークへの移動はANA(NH)を利用
- ニューヨークからフランクフルトへの移動はユナイテッド航空(UA)を利用
- フランクフルトからシンガポールへの移動はルフトハンザ ドイツ航空(LH)を利用
- シンガポールから成田への移動はシンガポール航空(SQ)を利用
「東京→ニューヨーク→フランクフルト→シンガポール→東京」の場合、
総飛行距離は20,266 milesであり、85,000 ANAマイルで交換することができます。ヨーロッパまでの往復を取ろうとすると、レギュラーシーズンで55,000 ANAマイルが必要です。
3万マイル差で北米とシンガポールに寄れると考えると、コスパの良さが分かってもらえると思います。
世界一周特典航空券では、ルール内であれば、いくつもの乗継をするような経路を作成することも可能です。利用できれば超お得な状況でした。こちらが、2025年6月23日発券分を終了となることは、非常に残念なお知らせです。
今回のANAマイル改定は、三つあり、朗報・改悪が混在しています。まとめてみると、
- ANA国際線特典航空券/提携会社国際線特典航空券の片道発券が開始・・・朗報
- ANAマイルの必要マイル数増加・・・改悪
- スターアライアンス世界一周特典航空券の終了・・・改悪
片道での発券で、さらに海外への選択肢は広がったと思いますが、ANAマイルの必要マイル数増加は残念です。また、いつかはスターアライアンス世界一周特典航空券で世界一周を予定していた方には、こちらも残念なお知らせとなる結果となりました。